栃木県 宇都宮市 歯科 インプラント、ホワイトニング、矯正歯科、審美歯科、無痛治療など。【スマイル田宮歯科】群馬県太田市。歯医者の夜間診療、日曜診療実施

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田宮賢一のつぶやき

 再び「利(儲け)」と「信(信用、誠意、安全)」について考えてみたいと思います。

 「信」はまちがいなく「善」で一種類しかありませんが、「利」には「真の利」と「悪の利」があります。
 「真の利」とは、本質的、長期的、根本的なのに対して「悪の利」は短期的(目先)、表面的、私欲的なものです。
 まあ平たく言えば、「真の利」は「太く長く」で、「悪の利」は「太く短く」と言えるでしょう。

 全国でも高収益を上げているエステの社長と話す機会がありましたが、びっくりすることを言いました。
 「先生(私のこと)の所で、かぶせる冠はどの位もつのかね?最低でも10年!それじゃもうからないよ。2年位でダメにしなければ買い換え需要が起こらないじゃないか。私のエステでは、3ヶ月でとれるシミでも1年は頑張る。そうすれば3倍もうかる。」

 スマイル歯科では、ある患者様からは「くどい。しつこい。」と言われる位歯みがきの指導を教えます。現在の歯科の保険制度は、病気が悪くなればなる程、儲かるしくみになっていますので、私のやり方は、虫歯に、歯周病にならないように歯みがきをしつこい程教えるのは、儲けの種をつぶしている様なものです。
 この歯みがき指導は、実は儲けるためにやっているのです。一見矛盾する様な話ですが、どうゆうことかと言えば、1人の患者様の幸福と利益をトコトン守って善く仕上げれば感謝されます。そうすれば、多くの患者様を紹介して頂けます。だから極端な言い方をすれば、1人の患者様から、徹底して儲けないことが、医院としては太く長く儲かるのです。
 これには、2次的な効果があります。「悪の利」を得ようとすると、社員はどこかうしろめたい気分になり、人相が悪くなり、堂々と患者様にサービスできません。
 社員のストレスがたまり、良心的な誠実な社員はやめてしまいます。
 ところが、患者様の利と、医院の利は一致するという「真の利」の考え方を、ポリシーとして持てば、堂々と胸を張って、誇りを持って仕事ができます。お天とう様に、顔向けできる人生が送れます。

 「悪の利」の会社で働く社員より、「真の利」の会社で働く社員のサービスを受けたいと「お客様」は当然思うはずです。これこそ「千客万来」でしょう。

 多くの社長は、「お客様は第一に大切だ」と口では言います。ところが、それが「言うだけ」の社長が99%です。

 つい最近まで私の尊敬する社長がいました。急成長している会社で、社長のおっしゃることも立派で、私も学ぼうと思ってこの会社の朝礼にまで出席しました。当然、私はこの会社でしか買いません。そして知人にも紹介したのです。ところが、この会社の不良社員の怠慢によって、この紹介した知人が損害を受けてしまいました。
 私も不良社員を雇ったことがあり(当然すぐクビにしましたが)そのことによって患者様に迷惑をかけたことがあります。こういう場合の私の対応は、はっきりしています。トップである私がすぐ謝罪をし、時間と費用をおしまず、他の業務に優先して、対応します。この事が、法律的に合法かどうかは、別次元の話です。「信」こそが太く長く我が医院の「利」を保障するものと考えているからです。
 この私が尊敬していた社長も当然私と同じ様にすると考えていました。ところが・・・・・

 「ウチの社員が100%落ち度があっても、保障は一切しない。」と言うのです。私は耳を疑いました。もう一度確認しても同じ答です。私は、私の知人に迷惑をかけたこともショックでしたが、社長への尊敬の念が裏切られたことの方が、よほど傷ついたのです。多分、この社長は、大損をしたのを気づいていないでしょう。

 私と、私の紹介の知人が、一生涯この会社に使うすべての利をパアにしてしまったのです。もし、この社長が誠意ある対応をとってくれたら、私が、もっと情熱的に、この社長と会社の良さを多くの人に宣伝するのは、火を見るより明らかなのに「信」を軽視して、「利」を失う典型的な例です。保障額はわずかでした。「目先の利」を惜しんだのです。

 雪印、三菱自動車、西武のような大企業でさえも、「目先の利」を惜しんで、何千億円という、大損をしましたし、それよりも、一度失った「信用」を取り戻すことは、とても大変なのです。

 人は、「言っていること」で判断するのではなく、いざという時に「何をやるか」で判断することが人生を間違いませんね。

田宮賢一のつぶやき Vol.41 平成17年6月12日
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