相撲が開催されていますが、最近の相撲は本当につまらなくなりました。
外人力士ばかりで、日本人のスターがいなくなってしまったことが原因のように言われていますが、私はそれだけではないような気がします。
初代若乃花が、「土俵の中にゼニが埋まっている。」と言いましたが、彼は9人兄弟の長男で、その大家族の生活がその肩にかかっていました。ハングリーとハングリーのギリギリのぶつかり合い、「金持ちになるんだ。父母に楽をさせてやりたい。」強い欲望、上昇志向の競争が、昭和のスポーツの緊張感を生んだのだと思うのです。
それは、日本の戦後の復興、高度成長を支えた精神でした。
「衣食足りて令節を知る」と言いますが、「衣食足りて、強い精神力を失くす」です。
ファイティング原田も、ガッツ石松も、野球の張本も、金田も、川上もみんな極貧でした。
私が初めて相撲を観たのは、小学生3年でした。初めて我が家にテレビが入った時です。
横綱は、朝潮、若乃花、大関、若羽黒、柏戸、関脇に大鵬がいました。前頭に房錦、若秩父、岩風、出羽錦がいました。
あの頃の相撲は本当におもしろかった。豊かな時代に、強烈なプロ意識を持つ方法はないものでしょうか。 |