「強烈な長所」は「強烈な欠点」の裏返しであるという話を続けます。
私は、自分の気付いていない欠点、まちがった行動を指摘されるのが、自分を向上させる上で、とても役に立つことだと思っています。もちろん指摘された瞬間は傷つきますし、落ち込みます。でもその傷が深ければ深い程、直そうとするエネルギーの大きさになるのです。
これは私の長所だと思っています。
ところが欠点としては、多くの方が、欠点の指摘がただ「気分を悪くするだけ」ということに気付かない場合が多いのです。人は皆自分を向上させようと思っていると私は思っていましたが、どうもそうでもないようです。
15年程前に、私の医院で事務長を雇用しました。NO.2が必要と考えたからです。ある時、衛生士のAさんが私に「あの事務長は管理職としてダメです。その理由は・・・・・」と言うのです。早速事務長に言いました。「Aさんが、お前の○○○が管理職にふさわしくないと言っていた。」事務長「Aさんなんか、他人を非難する資格はない。Aさんは・・・のくせに。Bさんに言われるのなら分かる。」私はびっくりしてあ然としてこう言いました。「誰が言っているのか、その人が言う資格があるかどうかが問題ではない。その言っている内容が的を得ているかどうかが問題なのだ。少なくとも管理職ならば『誰が』言っているのかではなく『何を』指摘されているのかで判断すべきである。」幾ら話しても、分かってもらえませんでした。
その後数ヶ月で、やめて行きました。
私の欠点は、こういう事務長の様な考え方を「実感として」理解できないことです。 |