−「肉体労働」はは楽しいもの。そして尊いもの−
私は21才の時、複雑な事情があって、大学を1年休学したことがあります。その時、建築のアルバイトをやったことがあります。
まずやったのが、体育館の基礎の穴掘りです。自分の身長位掘ります。そして、鉄筋を組んで籍を作ります。鉄筋と鉄筋はハッカという道具で、細い針金を巻いて組んでいくのです。最後にその組んだ籍に、生コンクリートを流して基礎が完了します。
もう汗だくだく、快い疲労感と達成感があります。もちろん仲間達とやります。農家のおじさん、おばさん達です。もうこの頃農家は機械化されて、労働力が余っていたのです。
昼飯が本当においしいのです。どんなに高級な料理よりも、労働後の空腹に勝てるものはありません。もう、うまくてうまくて・・・
外でゴザを敷いて、仲間達と世間話をしながら食べます。ここには、足の引っ張り合いも、嫉妬も、ねたみもありません。健康で、無邪気な人間関係です。私はこのまま、建設作業員になろうかと真剣に考えたものです。ただ日当が安すぎました。
何年か後に、完成された体育館の側を家族と車で通りました。私は思わず言ったものです。
「この体育館は、オレが建てたんだぞ!!」 |