再び初恋の話です。
私は、小学生の時、運動会がイヤで仕方がありませんでした。100m走で、私は、大差をつけられてビリなのです。中学校へ入って100m走がなくなって、ホッとするのもつかの間、クラス対抗陸上大会で、人数が足りず、何と、この私が、80mハードルの選手に、なってしまったのです。
ビリの私が選手なんて、冗談じゃない。ところがなんと3位になってしまったのです。
私をフッた彼女は、ゴ−ルにて、「賢ちゃん頑張ったわね。」の一言。この一言で、もう一度よりが戻るかと思った私は、町の大会に選手として選ばれ、毎晩9時まで猛練習をやったのです。
Love come back to me!!
見事、町の大会で3位、郡大会では何と何と、優勝です。
これで決まりだ!!残念!! 愛は返って来ませんでした。
まだ続きがあります。
私は、芸術祭の独唱にも、選ばれました。彼女は音楽部です。私は当時のめずらしかったテープレコーダーを拝み倒して、親に買ってもらって、毎日、吹き込んで練習しました。
ナポリ民謡「帰れソレントへ」です。
そして、これも見事、地区大会で優勝、宇短大音楽科から授業料免除で、招待入学のオファーが来た程です。
これで彼女は私に振り向くに違いない。ダメでした。
ダメ押しがあります。
当時田舎の中学生は、ほとんど勉強はしませんでした。私は全校135名中3〜6番位でした。テストのたびに廊下に、順位と点数をともに、張り出すのです。
これで一番になれば、彼女も、ホレ直すはずだ。
猛勉強後、3ヶ月で、1番になり、卒業までキ−プしました。それなのに、ああそれなのに、彼女の愛は永遠に、私に戻ることは、ありませんでした。 |